プログラム

OUR CAUSE

現状、問題点、理想

日本でのダウン症候群の児童のための特別教育は、この 20 年間で大きく進歩しましたが、イギリスなどの国で現在なされている教育プログラムと比べ未だ遅れています。

ダウン症候群児童への特別教育において、イギリスでは最新の手法を使用しています。 発声や言語療法と児童の感覚発達プログラムはその先進的な教育プログラムです。

イギリスでの特別教育は、ダウン症候群児童のコミュニケーション能力と学習能力を向上させるように導き、その子供らの生活の質の向上へとつなげていくものです。

英国では、ダウン症候群の児童のための『早期介入』と呼ばれるプログラムがあります。

早期介入とは、能力の開発強化に焦点を当て、ダウン症候群児童およびそのご家族に早期よりサポートを提供し、その児童らを支援することができるようにするものです。 異なる様々な職業からなる教育者は、そのご家族と共になって、その児童が必要としている遊びや学習の促進や、コミュニケーションと発声や言語などのサポートをしていきます。

イギリスなどでなされている教育プログラムの認知度を日本国内で高めていくことはショーンズクラブの礎の一つであり、日本にて早期介入の提供を広めていくことはショーンズクラブの使命です。

ショーンのクラブの主な目標は、ダウン症候群児童がその個々の持つ潜在的可能性を最大限に引き出し、その社会の一員として尊重される存在となることです。

ショーンズクラブが計画するプログラムは以下のとおりです。

  • 発達の初期段階にある児童のために、イギリスの教育方法論とカリキュラムに基づいて、特別支援学習センターを設置し管理します。 この学習センターでは、児童の感覚とコミュニケーションのトレーニングなどの特別支援教育に焦点を当てています。
  • 高度なダウン症候群児童教育プログラムの日本での認知度を高め、ダウン症候群児童らのご家族の支援グループとして活動します。
  • ダウン症候群児童とそのご家族の活動やプログラムが豊かになるように調整します。
  • イギリスの National Health Service によって提供されているような、小休息プログラムを開始します。 最愛の人の面倒を見ることは肉体的、精神的に非常に大きく求められるものであり、100パーセントの取り組みが必要とされ、自分自身の欠損にもなります。ご面倒を見ている人のために、どんなに自分自身を捧げて取り組むにしても、自分自身のための時間を持つことも大切です。ショーンズクラブはホームケアサービスを提供するためにボランティアグループを結成し、ご家族がその役割からの小休息をとる間にも、その愛する児童らが必要な援助や支援を受けられるようにします。ご家族は、例えば、夜間に映画鑑賞に行くとか、週末の買い物に行くとか、髪を切りに行くとか、そんな時間を過ごすことで、リラックスし、心の充電をはかれることでしょう。チャリティーへのご寄付がご家族の小休息を短期の休暇へと広げていけることも希望しています。
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